マウスピース矯正で飲み物は飲める？それともNG？

マウスピース矯正は快適に歯並びを改善できる方法で、食事の際は取り外せます。ですから、矯正をスタートとしても普段通りに食事が楽しめるので、心身への負担を最小限に抑えられることでしょう。そこで盲点となりやすいのがマウスピース矯正における「飲み物」です。

一般的なワイヤー矯正は、装置を装着したまま、食べ物や飲み物を口にできます。装置を取り外す手間が省けるので便利ではあるのですが、その都度、装置が汚れることから、口腔ケアを頻繁に行う必要性が出てきます。一方、マウスピース矯正では食事の際は取り外せるものの、装置を装着したまま口にできるのは「水」のみとなっています。例えば、マウスピースを装着したまま清涼飲料水を飲むと、砂糖などが歯とのすき間に停滞してしまいますよね。コーヒーや紅茶のような色の濃い飲み物は、色素沈着の原因となります。

仮に、マウスピースを装着したまま水以外の飲み物を飲んだとしても、即座に悪い影響が及ぶわけではありません。ジュースなどの甘い物を飲んでしまったとしても、お口とマウスピースを洗うことで虫歯・歯周病のリスクは抑えられます。ちなみに、マウスピースというのは意外に汚れがたまりやすいので、白い汚れが目に付いたら要注意です。それは歯垢や歯石であり、そのまま装着を続けると虫歯・歯周病リスクが上昇します。

このように、マウスピース矯正で装置を装着中は、原則として水以外の飲み物は口にしないでください。マウスピースを外すのが面倒で清涼飲料水などを習慣的に飲んでしまうと、あっという間に虫歯になってしまいます。その結果、虫歯治療を優先することとなり、マウスピース矯正の計画に乱れが生じます。そんなマウスピース矯正についてさらに詳しく知りたい方は、いつでもお気軽にやまて歯科医院までご相談ください。