マウスピース矯正の「ハード」と「ソフト」の違いとは？

マウスピース矯正に関心があって、ネットなどで情報を調べていると、「ハード」と「ソフト」という種類を目にすることがあります。一見すると、コンタクトレンズのハードとソフトのように、マウスピースの硬さを表しているように思えますが実際はどうなのでしょうか。

マウスピース矯正のハードとソフトは、冒頭でも述べたようにマウスピースの硬さの違いを意味します。厳密には真ん中に「ミディアム」も存在しているのですが、すべてのマウスピース矯正にこうした種類があるわけではありません。どちらかというと極一部のマウスピース矯正だけにあるシステム・分類といえるでしょう。

矯正用マウスピースにハード・ミディアム・ソフトの3種類があるのなら、コンタクトレンズのように患者さまご自身で自由に選べるように思えますが、矯正の場合はシステムが少し異なります。マウスピースの硬さは選択制のものではなく、矯正治療のプロセスですべて使うことになります。具体的には、軟らかく矯正力が弱いソフトから使い始め、ミディアム、ハードへと移行します。ひとつの矯正ステージをこのように細かく分割することで、よりスムーズに歯の移動を行うことができるのです。ただし、繰り返しにはなりますが、こうしたシステムを導入しているマウスピース矯正は一部に限られます。

このように、マウスピース矯正のハードとソフトの違いは、マウスピース装置の硬さの違いを意味します。ハードの方が硬く、強い矯正力を働かせることができますが、患者様が自由に選べるというものでもないため、その点はご注意ください。飯能市のやまて歯科医院でもマウスピース矯正に対応しておりますが、それとは少し異なるシステムなので、気になる方はお気軽にご相談ください。矯正のカウンセリングは無料で承っております。